長寿、還暦、古希等のお祝い

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長寿、還暦、古希等のお祝い

還暦、古稀、喜寿、米寿、卒寿、白寿などの年祝いを総称して「賀寿」あるいは「賀の祝い」などといいます。平均寿命の短かった昔は４０歳くらいから長寿のお祝いをしたといいますが、現在では還暦から始めるのが一般的です。お祝いは数え年で数えるのがしきたりですが、現在では満年齢でお祝いする人も多くなってきましたまた昔は、節句やめでたい日にお祝いをしましたが、今では誕生日にお祝いするのが一般的なようです。

長寿の祝着

賀寿の祝い着。還暦、古稀、喜寿、米寿、卒寿、白寿などのお祝いに対応しています。

平成36年の長寿のお祝い長寿のお祝い/内祝いへ

年齢はすべて数え歳とし、2月4日（立春）から翌年の2月3日（節分）迄のお生まれの方が該当します。近年では満年齢でお祝いされる方も増えているようです。

還暦かんれき：1964年2月4日～1965年2月3日生まれ（61歳）
古稀こき：1955年2月4日～1956年2月3日生まれ（70歳）
喜寿きじゅ：1948年2月4日～1949年2月3日生まれ（77歳）
傘寿さんじゅ：1945年2月4日～1946年2月3日生まれ（80歳）
米寿べいじゅ：1937年2月4日～1938年2月3日生まれ（88歳）
卒寿そつじゅ：1935年2月4日～1936年2月3日生まれ（90歳）

白寿はくじゅ：1926年2月4日～1927年2月3日生まれ（99歳）
百寿ひゃくじゅ：1925年2月4日～1926年2月3日生まれ（100歳）
茶寿ちゃじゅ：1917年2月4日～1918年2月3日生まれ（108歳）
珍寿ちんじゅ：1915年2月4日～1916年2月3日生まれ（110歳）
皇寿こうじゅ：1914年2月4日～1915年2月3日生まれ（111歳）
大還暦だいかんれき：1905年2月4日～1906年2月3日生まれ（120歳）

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長寿のお祝いにふさわしい品は？

長寿のお祝いは「還暦」のように赤いものを贈るなどのように決まった贈り物はありませんが、その名称にちなんだ品、例えばその文字をあしらった食器・置物・「傘寿には傘」を贈るなど、また高砂の置物・掛軸などを贈るようですがしきたりや長寿ということにこだわり過ぎないで先方の精神的・肉体的年齢に合わせ趣味嗜好も考えて選ぶことが大切です。また注意することとして、身につけるものは年齢より若向きのものを選ぶことです。

長寿のお祝い、各お祝いの説明と祝い色

長寿のお祝いは基本的には数え年で祝いますが、最近では満年齢でお祝いされるケースが多いようです。
地域により祝色（基調色）が異なる場合がございます。
紫色は古来より最高位の色と定められ高貴な色とされるため、紫色を使用することもございます。

還暦

６１歳（数え年）
祝い色：赤■

６１年目に自分の生まれた年の干支（十干十二支）が一巡することから、赤ちゃんに還えるといわれるため。
古稀

７０歳（数え年）
祝い色：紫■

中国の詩人杜甫の詩にある「人生七十、古来稀なり」という言葉に由来しています。昔は七十という年齢は稀な長寿だったのです。
喜寿

７７歳（数え年）
祝い色：紫■

「喜」という字は草書体にくずすと「七七七」となるから。
傘寿

８０歳（数え年）
祝い色：黄■

「傘」という字は「八十（縦書き）」と略し、八十とも読めることから。
米寿

８８歳（数え年）
祝い色：黄■

「米」という字を分解すると「八十八」と分けられるため。
卒寿

９０歳（数え年）
祝い色：白■

「卒」という字は「卆」と略し、九十と分けられるため。
白寿

９９歳（数え年）
祝い色：白■

「百」から「一」を取ると「白」になることから。
百寿

１００歳（数え年）
祝色：桃■紫■黄■

「百賀の祝い」ともいい、百歳以上は１年ごとに祝います。百一歳は「百一賀の祝い」百二歳は「百二賀の祝い」。百は「もも」とも読めます。
茶寿

１０８歳（数え年）
祝色：桃■紫■黄■

「茶」という字を分解すると「八十八（縦）」の上に「十」が二つあるように読めることから。
珍寿

１１０歳（数え年）
祝色：桃■紫■黄■

大変珍しいほどの長寿であることから。
皇寿

１１１歳（数え年）
祝色：桃■紫■黄■

「皇」の字を分解すると「白・十」と二つの「一」、「白」は九十九（白寿の項を参照）に「一」を二つ足すと百十一となることから。
大還暦

１２０歳（数え年）
祝色：桃■紫■黄■

還暦の倍であることからこのように呼ばれています。

長寿のお祝いのお返しは？

本人が主催して祝宴を開いた場合には、当日の引き出物として。他の人が主催して招かれた場合には、そのお礼として、後日、参会者に記念の品を配るとよいでしょう。「寿」の文字が入った紅白のまんじゅう、赤飯のほか「喜」や「米」の文字を染めぬいたふくさや風呂敷なども良いでしょう。また、本人自作の記念品なども素敵です。表書きは、いずれも「内祝」とします。